15 パスカルの鼻は長かった/小峰 元

長門有希に挑戦 その4

パスカルの鼻は長かった (1977年) (講談社文庫)

パスカルの鼻は長かった (1977年) (講談社文庫)


長門有希に挑戦にはこんなのまで混ざってたのか。

なんというか、明るい、非常に明るい青春小説。

学園モノとかけば一気にラノベくさくなるのに、それとは無縁。

なんというか、『ずっこけ三人組』が高校生になってやってるようなもん。

妙に、哲学くさいこという主人公なんで、それが気になりますがw

だけど、ネタが古くてついていけない

おれは不思議でたまらなんのだが、女の子に“理想の男性は?”と尋ねると

「男らしい人。たよりがいのある人。どっしりした人」

という、至極まともな答えが八十パーセントをしめるそうだ。そのくせ、実際のところは、郷ひろみ、三善英史、沢田研二あたりにキャアキャアやってる。ひろみのどこが男らしくて、英史のどこのあたりがたよりがいがあって、研二のどのへんが、どっしりしていらっしゃいますかね。

当時の高校生にうけるように・・・書いたのかねぇ・・・


とりあえず、ネタは古くて、時代を感じますが

口調はどくとくで、しかも、きれいにさっぱりしてる小説なんで

好きな人はどうぞ。