[普通の日記]携帯なしには生きられない

上京初の失敗

今回の失敗は、現代社会の構造と、そしてその中で優しさに出会った、そんな経験であった。

この出来事は、4月からの就職のために、福岡から上京してきた初日、そういう時期に起きた。

ガス会社の人が予定通り3時すぎにチャイムを鳴らした。ガスの元栓開栓のための立ち会いのためである。特になんの考えもなくドアをあける。強いていえば、倦怠であろうか、はやく終わらせて、はやく家具を買いに行きたい、その思いぐらいである。
予定調和というべきであろう、なんの事件、事故もなく、開栓した。そして、次の段階、実際にガスが使えるかどうかの確認をすることにした。
特に考えることなく、ドアをあけようとし、まだなれてないことから手間どい、そして、あろうことか、カギがしまってしまったのであった。

後からわかったことも含めこのカギを説明すると、とてもややこしい。カギを開ける時は、カギを捻ったのちに、つまみのようなものを回す、それによってはじめて解除し、ドアをあけることが出来るのである。さらに、カギ穴の他に、9ケタのボタンがあり、これが二重のロックを可能にしているように見える。

そして、その時は、引越して間もないゆえに、まだ仕組みを理解していなかった私は、ドアを開けようとしてつまみを回してしまった。そして、運悪く、ドアには「カギをいれて捻った」という事実が、前回カギを開けた際に残っていたらしく、結果、施錠したのである。


最初は、事態をよく飲み込めず、カギが閉まった、それだけのことだと思っていた。
しかし、状況はあまりにもひどかった。

まず、カギは部屋の中にある。それは話の流れから当然だろう。しかし、このドアから出た理由、それは最初に言ったように単に1分もかからない、ガスの元栓開栓の立ち会いという、そういう理由からであった。


ゆえに、何も持っていなかった。

そう、現代の必需品である携帯電話、その上、経済活動の基本となる財布を持ち出してないのである。
そして、更に悪いことに、怠惰な私は、靴下で、玄関を開けたのであった。ゆえに靴がなかった。

その中で、幸いだったのは直前まで出かけていたということであろう。寒さは、足元以外からは感じなかった。これがパンツ1枚で対応したとかだったら、状況はますま…





携帯の機種の都合上、ここまでしか書けない(´・ω・`)本当は全8000字なのに…