22 刀語

図書館に全部あったんでまとめて借りてきましたとさ。

巻数でいうなら　＋１２冊ですが、内容も薄いですし、普通に一冊としておこう。

刀語 第一話 絶刀・鉋 (講談社BOX)

刀語 第二話 斬刀・鈍 (講談社BOX)

刀語 第三話 千刀・ツルギ

刀語 第四話 薄刀・針 (講談社BOX)

刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ) (講談社BOX)

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) (講談社BOX)

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)

刀語　第八話 微刀・釵 (カンザシ) (講談社BOX)

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)

刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX)

刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)

流石に12冊全部ならべるとうざいな・・・

大河ノベル　と題して、清涼院流水の企画なのかな？12ヶ月連続で刊行するという無茶苦茶な企画。

なんというかミステリ要素はほとんど皆無で、ラノベ要素もほとんどなく

純粋に戦闘物として、読める、そんな小説。

あらすじはいたって簡単。

舞台は江戸初期、そこには制すれば国がとれるという12本の「刀」が全国にあったとさ。

それを12ヶ月、12冊かけて集めていく、そういうまぁありきたりなお話。

ありきたりなんで、刊行し始めたときは1巻で読むのやめたんですが

ひょんなことから12巻を読んでみたらなかなか面白い結果で終ってる。

一気に全部読みてぇなぁ　と思ってたら図書館にあったんでまとめ読み。

維新独特のリズミカルな文体、そしてめずらしく神様視点で、読みやすい。

ナレーターというべきなのか、ところどころのつっこみが維新節？

アニメ版の「ハヤテのごとく」のあなごさんの声で脳内再生するから、余計面白い。

内容は薄いとはいえ、最後はどんでん返しもありで、

また、途中途中の伏線もどきも最後では解消しており

なかなか面白い作品でした。

あーでも　冒頭を「巫女節」ではじめるのはどうかと思うけどなっ！

「田村涼子のニックネームの由来は浦沢直樹の作品、ただし『モンスター』みたいなっ！」

なんでもないです、はい。