16 “文学少女”と月花を孕く水妖
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/12/25
- メディア: 文庫
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待ち時間に購入。
別巻なんで、どこでも手に入るから、わざと残しておいた感じ。
最近文学少女シリーズはどこいっても売り切れだから困る。
みんな話題作に飛びつきすぎ、俺も含め(
時系列的には2巻の終わりなんですが、刊行された順ってことで6番目に読む。
元ネタは泉鏡花の『夜叉ヶ池』なんですが、文体が古文で、しかも登場人物が頭の中で混乱し、読むのやめました。
やっぱり苦手なのもありますね・・・・まだ。
ですが、やっぱ別巻。
展開がいつもの文学少女と違う気がする。
いや違うか
話の筋と、それまでの5巻が同時にはっていたもう一つの筋がなくなった分、楽に読める・・・のかな?
そんな感じで、まぁ普通のサスペンス小説みたいな感じで受け取っていきました。
そして、いつもどおりの二転三転があり、まぁこれは分かりやすかったんで特になにもないですが
いつもどおりの後に、そしてきれいに最初にばら撒いた伏線を回収しおった、まぁもうなれたわ、と思って読んでたら
・・・・っと、あれ?
最後の章は、時間がおもいっきり飛ぶ。
もう、漫画の最終回でよくある、「10年後・・・」という感覚。
いやいやいや・・・・ええ?
いや・・・・まだ最終巻残ってますって。
てか、何あの人、結婚しちゃってんですか。
相手は誰よ、「よく知ってる人」って・・・・
直前の描写見たら、どう考えても、彼ですが、まるで二人で一緒にシャワー浴びたような描写・・ってねぇ・・・
反発しあってる方が。。。っていうフラグどおりでいけば当然なんですが・・・ええ?
いや。。じゃぁ5巻の一連の騒動は、どう片付いたんだよ、あの娘とくっつくんじゃなかったの?
いや、これはよくあるミスリードだ、怪しい人ほど除外だ
といっても、登場人物で男って全然いないんですよね・・・・まさかボディガードと!(
主人公も主人公で「結婚しちゃえよ、と最近よく言われる」って・・・おいおい、
誰となんだよ・・・思い当たるのは3人、いや今回ので4人か・・・でも・・・ねぇ。
こういう三角関係って終らせ方が一番難しいのに・・・ここまできちんと・・・後の子は・・・?
きっとレモンパイがキーワードなんだろうな、レモンパイ・・・あれ?確か・・・
おいリュージ、さっさと3巻返しやがれ><
てか6巻での最後にして最大の伏線はどうなってんだよ・・・・この書き方みると・・まるで・・ねぇ・・・。
と、壮絶にネタバレ?というか、疑問を無理やり残された形で、いよいよ最終巻に。
やっぱり最終巻を前にして、何年後かはわからないですが、最終巻より時系列的にあとってなんなんだろうね。
『嵐ヶ丘』意識して・・・なんですかね?口絵のところにも、またエミリー・ブロンテの言葉引用してますし。
まぁ楽しみです。