6“文学少女”と穢名の天使

“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)

“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)

文学少女第4弾

テーマはオペラ座の怪人

予習したかったんですが、近所のブックオフになかったので断念。

そういうわけでテーマとなる本を読んでない状態での初読書?


ですが、やっぱオペラ座の怪人読みてー でしたね。

あらすじはこの本の中でつかめるから確かに不自由しないですが

やっぱその本はその本自身を読まないとわからないというのをマジマジと感じました。


そしてなんなんだこの小説は。

シリーズをとおしての伏線と、その巻での伏線が乱れ咲き。

おかげで展開が読めない、その上丁寧にミスリードさせるしかけも張ってある。


話の内容も、これってラノベ?って疑いたくなるような深刻さ。

なんでこれファミ通文庫で出てるんでしょうねぇ・・・普通に単行本ならラノベじゃない。


そんな複雑にからみあう、けど、毎回きれいに回収もしていく、そんな丁寧なミステリ。

これは次も楽しみだ・・・次なんだっけ?

銀河鉄道の夜・・・か・・・

小学生の時に読んで以来だなぁ・・・・




あー関係ないけど、角川って一大財閥なんですね・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/角川グループホールディングス


このグループ構成みてたら

まず、角川自身が

スニーカー文庫(ハルヒとかガンダム系とか

富士見ファンタジア文庫フルメタとかスレイヤーズとか

を持っていて、それの関連会社としてエンターブレインがあるから

ファミ通文庫文学少女とかテイルズ系とか

を持ってることになって、で、また関連会社にメディア・ワークスがあるから

電撃文庫(キノとか狼と香辛料とか

を抱えてる。

おんなじグループのくせに、日本を代表するライトノベルを4つもかかえてる。

すごいっすね・・・

自分の知らないところで 知ってるはずの世界が、知らない形で構築されてる・・・

ほんと自分なんてちっぽけなもんなんですねぇ。